福祉や幸せな国ランキング上位で知られるスウェーデン。そんな国の子育てってどんな感じ?スウェーデンで子育てした日本人ママのショートコラムをご紹介!
1年で一番楽しい日々♪
12月、スウェーデンではアドベントカレンダー(※)につり下げたお菓子やおもちゃの包みを開ける楽しい日々を過ごします。テレビやラジオでは「クリスマスカレンダー」という15分間のドラマシリーズがクリスマスイヴまでの毎日放送され、わくわくしながら物語の展開をあれこれと予想します。学校の友だちの間では、毎日のアドベントカレンダーのお菓子とドラマにまつわる話題でもちきりです。
スウェーデンではクリスマスに親戚一同が集まりお祝いをする習慣があり、クリスマスプレゼントは子どもだけが貰うのではなく、皆が全員にプレゼントを贈ります。勿論子どもたちも兄弟姉妹、ママやパパ、おじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントを贈ります。小さな子どもたちは、大抵の場合保育園や小学校で手づくりしたクリスマス用のキャンドルや飾りをプレゼントにします。
ジンジャークッキーハウス
スウェーデンではクリスマスツリーをイヴの朝に飾り付ける習慣があったのですが、最近はアドベントの最後の週(クリスマス前の1週間)に飾り付ける家庭が多くなりました。アドベントが始まるクリスマスの4週間前から少しずつ部屋のデコレーションが始められるのですが、クリスマスツリーが飾りつけられたとたん、気分は一気にクライマックスに!
“クリスマスがやってくる~♪”という子どもたちの歌声が響き、ジンジャークッキーとホットワインのスパイスの香りが部屋中を包み込み、ツリーの下に置かれたプレゼントの包みの山がどんどん大きくなっていき…。クリスマスまでのカウントダウンは、1年でも一番楽しい日々です。
ストックホルムでは8時半頃にならないと太陽が昇らないこの時期、暗い朝に起きるのは大変ですが、こんな楽しみがあると寒く暗い朝の早起きも苦になりませんね。
王室ジンジャークッキー作り
※アドベントカレンダー:12月1日から24日を意味する24の数字が書かれた窓やポケットの中にチョコレートやお菓子を入れたり、紙で包んだ小さなプレゼントやお菓子を紐でつり下げて、毎日開けて楽しめるようになっているカレンダーのこと。詳しくは「クリスマスがやって来た♪」の記事も読んでみてくださいね。
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