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Sweden 旅の途中で(2014年②)ユールゴーデン島

この記事の目次

掲載号:The SWEDEN HOUSE No.159

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ユールゴーデン島

ストックホルムに行くとしばしば訪れる場所がある。スカンセン野外博物館だ。

昔の民家・農家・教会などが移築され、町並みまでも再現されている。それ以外にも動物エリアには小さな動物からムースやオオカミまでいる。

このスカンセンがあるユールゴーデン島に行くには、市電・バスもあるが、私は小さな連絡船をお勧めしたい。船はガムラスタン島の南端・スルッセンから出航。ポンポンポンと、のどかに進む蒸気船から見るストックホルムの光景は素晴らしい。

目的地の船着場まで約15分。右手 (イラスト内の5)に遊園地があり正面にスカンセン正門がある。

また、この島には魅力的な博物館がいくつもある。リンドグレーン作品がテーマのユニバッケン( 1)、北欧の地理・文化・伝統が目でわかる北方民族博物館(2)、沈没戦艦を海から引き上げ展示するヴァーサ号博物館(3)、(4)は水族館だが、すぐそばに最近ABBAミュージアムが出来た。昨秋、行ってみると大変な人垣だったので、入場を次回にした。70〜80年代に世界を虜にしたグループは今もこんなに多くの人をひきつけている。

この島で頻繁に走っている市電は、ひと頃消えていたが2010年に復活した。焦茶色の車体が新しい市電だが、昔の木造車体も走っていて、車体横腹に大きく「Café」と書かれた市電が数両ある。これは、車内が喫茶店の車両。私は乗ってみたいのだが、なかなかタイミングが合わない。

市電の終点の先には、ローゼンダール城と果樹農園がある。自然農法の野菜や果物を食べることが出来るカフェもあり、おしゃれなひと時が楽しめる。

 

Prof ile
深井せつ子
画家。北欧各国の清涼な風景に魅かれ、北欧行を重ねながら、個展・出版等で作品の発表を続けている。絵本に『イェータ運河を行く』、『風車がまわった!』、『一枚の布をぐるぐるぐる』など。北欧絵本『森はみんなの保育園』は昨年10月に出版された(全て福音館書店)。

Instagram(@setsukofukai)

 

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