その睡眠の問題、住宅性能が解決します。

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皆さんは日頃から、「睡眠で休養がとれている感覚(休養感)」がありますか?実は、国の調査では、およそ5人に1人が「睡眠による休養を十分にとれていない」*1という結果が出ています。最新の研究によると、良い睡眠に大切なのは「量(睡眠時間)」より「質(睡眠休養感)」と言うことなのですが、一体、どうしたら良い睡眠が叶うのでしょうか?そこで今回は、私たちの健康のカナメとも言える睡眠と、住まいの性能について見ていきたいと思います。

*1 「健康づくりのための睡眠ガイド2023」厚生労働省 2023年12月21公表

夏の睡眠“不快ループ”

残暑がきびしい季節・・・何となく体がだるい、食欲がないなどの症状が出ていませんか?それ、もしかしたら夏バテかもしれません。夏バテは私たちの体が高温多湿にうまく対応できずに起こる不調のことで、原因は 【①屋外と室内の温度差による自律神経の乱れ】【②高温多湿による発汗の異常(汗の蒸発が滞り、体の中に熱がこもりやすくなる)】【③寝苦しさによる睡眠不足】などとされています。

特に【③寝苦しさによる睡眠不足】については、皆さんも下(イラスト)のような“熱帯夜の不快ループ”の経験があるかもしれませんね。

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これでは、満足のいく睡眠と言えないですよね・・・

良い睡眠の条件とは?

睡眠の目的・効果は、疲れをとることだけではありません。睡眠の質が悪いと、記憶力や判断力、集中力や意欲が低下することも分かっており、日常生活に悪い影響が出てしまう可能性もあります。また、心を健康な状態に保つこと、肥満や高血圧、糖尿病などとの関係性も指摘されています。
では良い睡眠の条件とは一体どんなものなのでしょうか?それは【①寝つきが良い(スムーズに寝始められる)】【②途中で目が覚めない(夜中や早朝に目覚めない)】【③目覚めが良い(目覚めた時に休まった感覚が得られる)】 の3つです。つい「何時間寝たか」だけに注目しがちですが、大事なのは睡眠の質なのです。

睡眠の質の良し悪しを左右する要因には、年齢や性別、ストレスの有無の他、飲酒や運動などの生活習慣といった人的要因があげられますが、その他にも、寝室の環境が大きな要因となっています。
睡眠に関わる環境的な要因は、寝室の「温熱&空気環境」、「音環境」、「光環境」とされています。

―― 睡眠の質に関わる環境要因 ――

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このうち、最も影響が大きいのは「温熱環境」です。夏は前述した“熱帯夜の不快ループ”のように寝苦しくて途中で起きる回数が増えてしまい、反対に冬は手足などの末端が冷えることで、なかなか寝つくことができません。睡眠中は、起きている時と違い体温調節機能が低下するために、暑さや寒さの影響を受けやすくなるため、寝室の温熱環境はとても重要。ケースによっては健康被害・・・夏は睡眠中に熱中症になったり、冬は起床時に高血圧からヒートショックを引き起こしたりする危険性もあるので注意が必要です。

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PICK UP!夏は睡眠中の熱中症にも注意!

最近、ニュースなどで夜間熱中症という言葉を聞く機会が多くなってきました。これは文字通り、夜間、室内で睡眠中に起こる熱中症のこと。睡眠中は体温調節機能が下がっていることに加えて、水分摂取ができないにも関わらず多くの汗をかくために、脱水症状から熱中症を引き起こしやすくなるのです。通常は一晩に300ml、暑い時では500mlもの汗をかくと言われているため、快適な室温を保って睡眠中の体温上昇を防ぐことが、とても大切です。室温28℃、湿度50%を目安に、気流を体に直接当てないようにするのが理想です。

 

PICK UP!冬の低室温も睡眠効率の大敵!

夏の暑さ以上に睡眠を妨げるのが、実は冬の寒さ。室温が低いと手足などが冷えて寝つきが悪くなったり、途中でトイレに起きる回数が増えたりするためです。トイレに起きる時のヒートショックも問題視されています。ヒートショックは室温が低い環境下で暖かい布団から出たり、寝室から寒い廊下やトイレへ行ったりすることによる急激な温度変化によって引き起こされる、血圧に関わる健康被害です。
また睡眠中は室温低下に気づけないので、マスクなどで対策がとれていないと呼吸によって肺が冷えて免疫力も低下してしまいます。特に一番冷え込む明け方などにリスクが高くなるので、室温は最低でも18℃以上を心がけることが大切です。*2

*2 WHOの住環境ガイドラインは冬の室温を18℃以上に維持することを推奨しています。

徹底解説!室温で健康寿命を延ばす!」の記事もぜひご覧ください。

以上のように、上質な眠りを得るためには、寝室環境=住宅環境の在り方を見直す必要があります。
家づくりを考える時、真っ先に寝室の環境にこだわる人は、そう多くはないでしょう。家族がくつろぐリビングの快適さにはこだわっても、寝室は・・・寝るだけですからね。しかし睡眠をあなどってはいけません。健やかな人生を送るためにも、寝室はリビングと同じくらい「快適な環境にこだわるべき場所」と言えるのです。

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住まいの性能で解決!理想の睡眠環境

理想的な睡眠を妨げる問題点は、住まいの性能によって解決することができます。下図をご覧ください。

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目指したいのは、夏は蒸し暑さのない“カラリ!爽やか”な環境で、冬は寒さのない“家中どこも、ほんわか暖か”な環境。それぞれを叶えるのに必要な住宅性能は、断熱性能、気密性能、換気性能です。では次からはスウェーデンハウスのケースで、住宅性能と快眠環境のつながりを見ていきましょう!

“カラリ!爽やか”で夏の快眠を手に入れる

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夏の快眠をさまたげる1番の要因は、ズバリ蒸し暑さ。暑さだけならまだしも、厄介なのは日本特有のムシムシとした高い湿度です。気温が高くても、湿度が低ければ意外と過ごしやすい・・・これは、皆さんも肌感覚で経験があるのではないでしょうか。

室温とともに室内の湿度を効率的に下げるにはエアコンの使用がオススメですが、省エネを考えると多用を躊躇する人も多いはず。しかしスウェーデンハウスは、その住宅性能によって省エネを実現しながら室内を“カラリ!爽やか”な環境に保つのが得意。ポイントを絞ってそのワケを探ってみましょう。

Point 1 高い気密性能

皆さん、湿気はどこから家の中に入ってくると思いますか?━━ 答えは、熱(暑さや寒さ)、音と同様に“家中に存在する隙間”から。ですから窓やドアをしっかり閉めていても、外が蒸し暑ければ、家中にある目に見えない隙間から、知らないうちに暑さと湿気は室内に入ってきてしまうのです。この問題を根本から解決する唯一の方法は、住宅の気密性能を高めること。気密性能を高める=家中に存在する隙間を小さくする=外の蒸し暑さを出来るだけ室内に取り込まない ということになります。スウェーデンハウスは気密性能にこだわり、すべてのお宅が高気密性能を備えていることを確認・保証している住宅メーカーです。

PICK UP!スウェーデンハウスは全棟の気密性能を実測!

気密性能は机上の計算ではなく、実際に完成した建物ごとに気密測定器を用いて実測することでしか確認できません。測定には技術や時間が必要なため、モデルハウスや特別仕様の家だけを実測する住宅メーカーはあっても、スウェーデンハウスのようにお引き渡しする全ての家の気密性能を実測して明確にするというのはかなり珍しいケース。スウェーデンハウスがそこまでこだわるのは、気密性能が、住まいの快適性能と省エネ性能を両立させるために必要不可欠な性能だからです。そしてこの気密性能の全棟実測は、標準仕様で高性能であることの証明であり、施工品質に対する自信とも言えます。

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Point 2 24時間熱交換型換気システム

スウェーデンハウスは24時間熱交換型換気システムを標準採用しています。これは、外の新鮮な空気を取り入れる時に室内の温度・湿度に近づける(熱交換する)システム。例えば夏の場合、エアコンで涼しくした室内に、外の蒸し暑い空気をそのまま取り入れると、室内はなかなか快適な環境になりません。またエネルギーも多く必要になります。24時間熱交換型の換気システムは、快適な室内環境を損なうことなく、効率的に換気することができるのです。

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Point 3 高い断熱性能

高い気密性能と、24時間熱交換型換気システムが備わった状態でエアコンを運転し、“カラリ!爽やか”な快適状態になったら、それをキープするのに必要なのが高い断熱性能。スウェーデンハウスは床・壁・天井に分厚い断熱材を使用し、外気温を室内に伝えにくい(=高い断熱性能を備えている)ため、しっかり保冷・蓄冷できます。そして、この優れた断熱性能は快適さの他に、省エネという効果ももたらしてくれます。

PICK UP!夏は、エアコン24時間連続運転が正解!

スウェーデンハウスは気密性能・断熱性能・換気性能がバランスよく高いレベルで備わっているため、省エネを実現しながら家全体を“カラリ!爽やか”にすることができます。それゆえ夏にオススメする過ごし方は、エアコンの24時間連続運転。実際に多くのオーナーさんが実践し、その快適性と省エネ性を体感されています。そして「エアコンの設定温度は高めでOK。」「連続運転といっても常に風が出ている状態ではなく、実際は待機状態が長い。」「ON・OFFを繰り返すより省エネ。」などというご意見もよく聞こえてきます。一般的にエアコンは勢いよく室温を下げようとする運転開始時に1番エネルギーを使うため、“カラリ!爽やか”で“保冷・蓄冷”が得意なスウェーデンハウスの場合、連続運転をした方が省エネになるのです。

スウェーデンハウスなら、先に紹介した“熱帯夜の不快ループ”知らず。良質な眠りで、夏バテのリスクも下げられます。

“家中どこも、ほんわか暖か”が叶える冬の健康

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それでは冬はどうでしょうか?スウェーデンハウスは、冬の“保温・蓄熱”も得意です。それを叶えるのは夏と同様、標準仕様で優れた気密性能・断熱性能・換気性能(24時間熱交換型換気システム)。気密性能で外の寒さを防ぎ、断熱性能で家中の暖気をキープ、さらに24時間熱交換型換気システムで効率よく換気を行います。
夏も冬も、家そのものに必要な性能は同じということなのです。外が蒸し暑い夏は冷房を使用して“カラリ!爽やか”な室内環境をキープし、外が寒い冬は暖房を使用して“家中どこも、ほんわか暖か”な室内環境をキープする・・・。冬については「日当たりが良ければ暖房を止めても暖かく過ごせる」というオーナーさんもいらっしゃるほどです。
“家中どこも、ほんわか暖か”が叶うと、手足の冷えが解消されてスムーズに眠りにつくことができます。そして、途中でトイレに起きる際にもヒートショックの心配がなくなります。

冬の“家中どこも、ほんわか暖か”な環境づくりに必要な住宅性能は、[“カラリ!爽やか”で夏の快眠を手に入れる]パートで紹介したものと同じく、Point 1: 高い気密性能、Point 2 : 24時間熱交換型換気システム、Point 3 : 高い断熱性能 なのですが、もう1つ、高性能な窓も重要なポイント。そこで次に、スウェーデンハウスの住宅性能と快眠環境のつながりとして Point 4 : 高性能な窓 について見ていきたいと思います。

━ 質のいい睡眠に必要な住宅性能 ━

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Point 4 オリジナルの高性能木製窓

寒い冬に、窓辺に近づくほど寒かったり、床がとても冷たかったりした経験はないでしょうか?外気の影響を受けやすい=気密・断熱性能が低い建物の場合、暖房で部屋を暖めるのは、実はとても大変なこと・・・下の図をご覧ください。

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上のイラスト 右側が、外気の影響を受けやすい=気密・断熱性能が低い建物を示しています。寒さ・冷気の流れ(①~③)と、暖房の暖かい空気の流れ(a)に分けて説明すると・・・まず①寒さは建物の隙間や窓から家の中に入ってきます。次に②外に面している壁や窓に近い空気が、外気の影響を受けて冷やされます。そして③冷気は重たいため、床面に溜まります。この状態で、暖房をつけて部屋を暖めようとしてもa 暖かい空気は軽いために天井付近へ押し上げられ(a)、なかなか快適な室内環境にたどり着かないのです。

また、せっかく暖めた熱の約半分は窓から失われていきます。ですから、窓自体の断熱性・気密性も大事なポイント。スウェーデンハウスは標準で木製サッシ3層ガラス窓を採用し、高い断熱性・気密性を備えているため、建物全体を暖め、その温度をキープすることができます。上のイラストは左側がスウェーデンハウスのイメージです。部屋の床と天井付近の温度差、また部屋間の温度差も少なく快適な室内環境であることが分かります。

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スウェーデンハウスなら、“家中どこも、ほんわか暖か”を実現して冬も安眠。トイレに起きた際のヒートショックの心配もありません。

春と秋も、心地よい眠り

春や秋などの外が心地よい季節は、窓を開けて寝たい・・・という願いを持ちつつも、防犯面の心配から諦めている人もいるかもしれません。そんな時にもオススメなのが、スウェーデンハウスの窓。スウェーデンハウスの窓は人の手が差し込めない、わずかな開き幅(換気ポジション)で固定ができるので、防犯面の心配もなく心地よく眠ることができます。

意外と大事な「音」環境

最後に・・・良質な睡眠に影響を及ぼす、外から入ってくる「音」について考えます。騒音は熱や湿気と同じく、家の隙間や窓から入ってきます。特に窓は、遮音性能のカギ。聞きたくない音はしっかり防いでほしいものですよね。スウェーデンハウスは気密性能が高く、壁に使用されている分厚い断熱材で吸音するなど、まず建物としての遮音性能に優れています。そして更に、遮音性のカギを握る窓の性能が高いというのもポイントです。外が混雑した交差点の騒音レベル(80db)でも、厚みのある木質壁パネルで44db、窓で32dbをカットして、室内は図書館の中のレベル(40db台)にまで軽減します。スウェーデンハウスなら、優れた遮音性によって外の音に悩まされずに安眠できます。スウェーデンハウスに暮らすオーナーさんからは、「そばに交通量の多い道路があっても音を気にせず眠れます」「睡眠に限らず、外の音が入ってこない&自分たちの出す音が外に漏れないというのは、くつろぎ感はもちろん、プライバシーの面でも安心感があります」といった声が聞かれます。

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まとめ

今回は、健康を支える睡眠の質と、住まいの関係について考えてみました。これから家を建てる皆さんは、住まいの性能を選ぶことができます。その性能が、あなたの睡眠、さらには健やかで豊かな毎日のカギであることを忘れないでください。でも、家を建てる前に実際にその性能を確かめる方法はないでしょ?と思われた皆さん、朗報です!スウェーデンハウスは、営業マン抜きで宿泊体験をすることができるのです。家づくり検討の際には、一晩スウェーデンハウスに泊まって、ぐっすり眠れるかどうか、その睡眠の質を確かめてみることを強くオススメします。全国の宿泊体験館は下記ボタンから簡単に検索ができますので、ぜひご覧になってください。

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