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ここが知りたいQ&A Vol.8:通気や換気にはどんな工夫がある

この記事の目次

【Q&A8】通気や換気にはどんな工夫があるのでしょうか?

皆様から実際に頂いた質問に対して、お答えいたします。今回は、通気や換気について。分かりやすく説明しましょう。

Q1.壁の中に通気層があるとか...

A. 空気の流れで、外壁パネルを乾燥させ、健全な状態に保ちます。
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イラストをご覧ください。外壁のパネルに張られている構造用の合板に、透湿防水シートを張ります。これは外から浸入しようとする水は通さずに、パネルの内側の湿気を外に出すスグレモノで、スポーツウェアなどでも使われている素材です。そして、透湿防水シートの上に通気層の厚さを確保するための、下地材をつけて外装材を貼ります。こうすることで、外装材の下端から入った空気が軒裏まで登り、小屋裏に回り込んで、棟の頂部または妻壁の換気口から排出されます。この空気の流れが、壁体内を乾燥させ、健全な状態に保つのです。


 

Q2.日本の高温多湿な気候でも大丈夫ですか?

A. 日本の気候でもスウェーデンハウスの高性能が充分に発揮されることを確認しています。

確かに、スウェーデンと日本では気象条件が異なります。スウェーデンハウスでは、日本国内の気象条件の悪いところに実験用住宅を建て、さまざまな研究を行った結果、日本の気候でもその高性能が充分に発揮されることを確認しており、ご心配されるようなことはありません。また、Q1でご説明したように、通気システムや床下の湿気対策によりカビや結露の発生は抑えられています。


 

Q3.24時間換気について教えてください

A. 高気密・高断熱住宅のための計画換気システムです。

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▲システムイメージ

断熱・気密性に優れた住宅は、少ないエネルギーでも夏涼しく、冬暖かく過ごすことができます。家中に温度差を少なくし、極端なヒートショックや底冷えのない、安全で心地よい家にすることができるのです。ただし、気密性が高いということは、室内に汚れた空気や湿気が溜まりやすくなるということでもあります。ですから、それに見合った計画的な換気システムが不可欠なのです。「断熱・気密の高い家は、結露やホコリ、ダニなどの温床なのでは?」といった誤った認識は、断熱や気密のみを追求して、換気システムをおろそかにした住宅から生まれたものと思われます。

スウェーデンハウスが採用しているのは、「24時間熱交換型換気システム」です。これは冷暖房の効率を極力損なわない省エネルギータイプなんですよ。たとえば真冬。給気は冷たい外気を室内の暖かな空気の熱と交換し、室温に近づけて取り込みます。熱を交換した室内の空気はそのまま屋外に排出されます。夏は逆に、屋外の暑い空気がそのまま入って来ないように換気します。これで、換気の際の冷暖房の熱損失は約30%程度で済むのです。


 

Q4.24時間熱交換型換気システムは運転音がうるさくありませんか?メンテナンスは?

A. 設置する位置に注意すれば、大丈夫です。フィルターの清掃は月1回程度必要ですが、モーターなどに特別なメンテナンスは不要です。

機械本体の真上に寝室を配置する、特に床の上に直に布団を敷いてお休みになる場合などは、振動が伝わって気になる場合があるかもしれませんので、設置する位置には注意が必要です。音に関しては、「強」での運転時に35.8dB、「弱」では24dBの音が発生します。ちなみに静かな公園や、図書館の中の音が40dBに相当します。音の感じ方には個人差がありますが、実際にお住まいになっているオーナー様からうかがうのは「冷蔵庫の音の方がよく聞こえる」ということくらいですね。
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Q5.気密測定ってなんですか?

A. スウェーデンハウスが目指す住宅性能を確認するために行っています。
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住宅は断熱性能、気密性能、計画換気の3つがそろってはじめて、快適な住空間になる、と私たちは考えています。せっかく断熱性能がよくても、気密性能が悪ければその効果が発揮されず、私たちが目指す住宅性能に満たないからです。それを防ぐために気密性能の測定は、不可欠です。お引き渡し前に測定を行ない、社内基準に達していない場合は、補修工事を行ない、基準をクリアしてからお引き渡しします。さらに50年間の無料定期検診システム「ヒュースドクトル50」によって、建ててからも安心してお住まいいただけます。

 

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