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私の小宇宙(2016年②)夏休みは豊かな時間

この記事の目次

掲載号:The SWEDEN HOUSE No.169

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夏休みは豊かな時間

6月中旬から8月中旬までスウェーデンの学校は夏休み。宿題はほぼ出ない。太陽の輝く島や海辺や湖畔でみな夏を満喫する。

時はまさに白夜の季節。早朝から太陽が頻を出し、夜中になっても薄明るい。だから、電気が無い場所でもランプやキャンドルの灯りで十分見えるのだ。遊びも、釣りやボート、サイクリングなど体を動かすものが多い。また家族や友達と一緒に森へ行き、キノコやベリーを収穫する。

こんなに毎日毎日遊んでばかりで良いのだろうか?

それはたぶん大丈夫。なにしろ大自然が相手なので知恵や知識がないと全てが危険。子どもたちはそれを良く知っている。だから、自ら知識を仕入れ、そしてさまざまな体験を通して大切なことを学び身につけていく。例えば森の恵みには何がどれほどあるのか等々。夏休みは「自然図鑑」から飛び出したもうひとつの学校なのだ。

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Prof ile
深井せつ子
画家。北欧各国の清涼な風景に魅かれ、北欧行を重ねながら、個展・出版等で作品の発表を続けている。絵本に『イェータ運河を行く』、『風車がまわった!』、『一枚の布をぐるぐるぐる』など。北欧絵本『森はみんなの保育園』は昨年10月に出版された(全て福音館書店)。

Instagram(@setsukofukai)

 

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