春はピクニック♪

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福祉や幸せな国ランキング上位で知られるスウェーデン。そんな国の子育てってどんな感じ?スウェーデンで子育てした日本人ママのショートコラムをご紹介!

春はピクニック♪

4月最後の日、スウェーデンの各地では春の大焚き火が行われます。この大焚き火を迎えると、ようやくスウェーデンは本格的な春を迎えます。

日に日に長くなる日照時間。人々は家の中でじっとしていられなくなり、春の陽射しを求めてベランダや庭に出て日光浴をします。芝生の緑が鮮やかになり、若葉がぐんぐん生い茂ってくる公園では、太陽の光の下ではしゃぐ子どもたちの声と共に、ピクニックを楽しむ人たちをあちこちで見かけます。

ほとんどの公園には芝生が植えてあり、自由にその中に立ち入ることが出来ます。 芝生の上に直接寝そべっている人もいますが、たいていはウールのブランケットや布製の敷物の上で、ゆったりとした時間をすごします。色鮮やかなビニールシートを使用する日本とはどこか違って、さりげなく自然の中に溶けこむスウェーデンらしい春の風景です。

mamapapa24_photo1春の陽射しの中で遊ぶ子ども

日本ではピクニックのお供といえばおにぎりやお弁当ですが、スウェーデンではサンドイッチ、パイ、サラダ等が定番です。それも手間ひまかける事なく、出来あがったものを買ったり、材料を持って行き、その場でシンプルなオープンサンドを作って食べるのが合理的なスウェーデン人のやり方。

以前お話したように、スウェーデンには自然享受権というものがあり、ルールを守れば公園や森の中で火を起こす事が許されているので、ミニグリル器でお肉やソーセージを焼きながらピクニックを楽しむ人たちも大勢います。

また、大きな公園には子どもたちの大好きなホットドッグが作れるように、野外にグリルが用意されています。ソーセージとパンは公園でも買えるので、わざわざ買い出しに行く必要もなく、子どもたちにとっては、公園で拾った枝にソーセージを刺し、グリルの火にかざして焼く時間も、日常とは少し違った楽しいひと時となります。

mamapapa24_photo2野外博物館SKANSENに設置されたグリルスペース

 

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