「グリーンと暮らせば ⓬」ナチュラルでおしゃれな壁飾り、“スワッグ”をつくってみましょう。

この記事の目次

巡ってくる季節が待ち遠しい――。そんな「身近な花と緑の世界」。スウェーデンハウスオーナーでもあるプロガーデナーが、ご案内します。

掲載号:The SWEDEN HOUSE No.187


スワッグとは、花やグリーンを束ねて吊るす壁飾りのこと。欧米では玄関先やお部屋のインテリアの一部として親しまれています。色や質感を活かして、自由に、気軽につくってみましょう。

サイズやボリューム感も、お好みで。生のまま束ねて吊るすだけで、時間がたつとドライフラワーになり、その過程も楽しめます。あまりスペースをとらずに季節感を味わえますので、冬から春にかけてなら、クリスマス、お正月、節分、ひな祭りなどの飾りとしても…。自然を愛でながら、心安らぐ空間を楽しみましょう。植物からのパワーをもらえますよ。

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<材料>
生花だけでなく、ドライフラワーや立ち枯れた花を交ぜてノスタルジック仕立てにしたり、あえてハーブや常緑樹の葉だけを束ねてグリーンのイキイキ感を際立たせるのも素敵です。素材は自由ですが、よく使われるものを記します。

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● 常緑樹の葉(松の木の葉、もみの木の葉、ユーカリなど)
● ハーブ(ローズマリー、タイム、ラベンダーなど)
● 季節の生花(ミモザ、ギョリュウバイなど)
● ドライフラワー(バラ、アジサイ、ラベンダーの花など)

※アジサイが庭にあれば、季節を終えてもあえて剪定せず、冬まで立ち枯れさせて使うこともできます。アジサイの色を残してドライフラワーにしたい場合は、紫外線の当たらない場所で乾燥させると綺麗な青みが残ります。

● ドライ木の実( サルスベリの実など)
● 南天
● トウガラシ
● 松ぼっくり
● コニファー
● パンパスグラス(すすきの一種)
● 白木

※ホームセンター等で買い求められます。枝色を自分で白くペイントするのもいいですね。

< 道 具 >
● 剪定バサミ(枝切り用)
● 花切りバサミ
● 輪ゴム
● 麻紐(40~50センチ。色付きのものでもいい)
● リボン(余り布を切ってリボンにしてもいい)

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<つくり方>
①好きな材料を用意して束ねる。丈の長い植物を後ろ、短い植物を手前に合わせて、末広がりになるように束ねるとバランスよく仕上がる。実のあるものや花など、目立たせたい植物を中心に置く。
②根元を輪ゴムで束ねる。
③吊るすための麻紐を巻き付ける。上部で直径5センチほどの輪をつくり、固結び。スワッグの後ろ側に輪を配置して、輪ゴムが隠れるまで麻紐を巻き付けたら、完成。さらにお好みでリボンを結び、可愛く仕上げても素敵です。水引をあしらうと、お正月の雰囲気がでます。

※もみの木の葉やバラなどを扱う時は、トゲが手に刺さらないよう注意しながら作業を行ってください。

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<vol.11 「グリーンと暮らせば 」 vol.13>

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