「グリーンと暮らせば ❶」キラキラと輝く季節に。まあるい花畑はいかが?

この記事の目次

巡ってくる季節が待ち遠しい――。そんな「身近な花と緑の世界」。スウェーデンハウスオーナーでもあるプロガーデナーが、ご案内します。

掲載号:The SWEDEN HOUSE No.176


花とグリーンのまんまるボール。一見複雑な構造に思えますが、これが意外に簡単。ガーデニング初心者にも気軽にトライできます。玄関先やサンデッキに可愛らしい美しさを添えてみませんか?

お花と一緒にレタスやルッコラ、水菜といった葉物野菜を植えるのもおススメ。見て美しく、育てて楽しく、食べておいしい、丸い花畑になります。収穫した野菜でサラダを作り、テーブルにお花を飾れば、いつもの食卓がぐっと華やかになりますよ。

使用した植物:パンジー・ビオラ・フリルレタス・ベビーリーフ・イチゴ・わすれな草・アリッサム・プリムラジュリアン
完成時には土が見え隠れしている状態でも、右の写真のように育ってきます。初夏につくる場合は、上記の花の代わりにペチュニア・サフィニア・インパチェンス・トレニアなどがおススメ。とっても可愛くできますよ。

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使用した植物:パンジー・ビオラ・ブラックローズリーフレタス・ベビーリーフ
周りをパッと明るくしてくれるハンギングバスケットは華やかな雰囲気を演出してくれます。大人っぽく単色で仕上げたり、テーマを決めて小物をあしらったり、楽しみ方は無限大。野菜を収穫するときは付け根から摘み取ってください。すぐにまた新しい葉が生えてくるので、どんどん召し上がれ!

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<作り方>
①丸いハンギングバスケットの椰子マットにハサミで十字に切り込みを入れる(8つある区分をひとつ飛ばしに4カ所開ける)。
②苗の根の部分をほぐして(白く根が回っている場合はハサミでカット!)差し込みやすいように手で握ってまとめる。
③切り込みの中に苗を差し込む(クリアファイルなど、撥水性のあるものをはがき大にカットして根の部分に巻きつけるとやりやすい)。
④差し込んだ根の部分に水に浸した水苔を巻き付けて乾燥を防ぐ。
⑤苗を4つ差し込み終わったら、穴を開けなかった区分のマットに切り込みを入れ(先に開けた場所よりも少し上に開ける)別の苗を差し込む。さらにもう一段上に同じようにして苗を入れ、土を足したら下半分が完成。
⑥背の高い苗を上半分の中心に置き、周りに残りの苗を配置する(バスケットのワイヤーが隠れるように、斜めに入れる)。
⑦空いた部分に土・水苔を入れ、化成肥料を撒く。
⑧たっぷりと水を遣る。

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<ココがポイント!>
・使用する苗は20鉢前後。大きく成長する宿根草ではなく一年草を選んで。
・同系色だとまとまりやすい。鮮やかにする場合は3色+白くらいがおススメ。
・バスケットが下につかないように、吊るして作業を。ワイヤーは重さに耐え、陽に当てる角度や高さが簡単に変えられる、しっかりとしたものが良い。
・成長してきたらトリミングを。1種類の植物だけで作ると、成長度合いが均一になり、長く球形が保てる。全体的に大きく成長したら、地面やプランターへ移動を。

 

「グリーンと暮らせば 」 vol.02>

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