掲載号:The SWEDEN HOUSE No.181

赤はお日さまの色
今年4月、イースター祭りの前にストックホルムを旅してきた。
寒い! 凍えるように寒い!! 粉雪さえ舞っていた。こういう日々は博物館歩きに限る。ひさびさに「民俗博物館」を隅々まで歩いた。
伝統衣装は、寒さに耐えられるよう、ほとんどが厚手のウール。飼っている羊の毛を刈り、糸を紡いで、染めて、機織りで織りあげ、縫って、刺繍されたもの。幾時代を経ているはずなのに色彩がとても鮮やかだ。織られた模様も華やか。
ことに赤が目に飛び込んでくる。誰かが「赤は暖かいお日さまの色」と言った。そう、ここから先は太陽が輝く季節! 絵は帽子とポシェット。スカートに金具で掛けるタイプと、ポシェットの紐を腰に巻き付けるタイプがある。

Prof ile
深井せつ子
画家。北欧各国の清涼な風景に魅かれ、北欧行を重ねながら、個展・出版等で作品の発表を続けている。絵本に『イェータ運河を行く』、『風車がまわった!』、『一枚の布をぐるぐるぐる』など。北欧絵本『森はみんなの保育園』は昨年10月に出版された(全て福音館書店)。
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