家づくりを成功させるためには、住宅メーカーが主催するイベントを上手に活用することが大切です。各メーカーさまざまなイベントを企画していますが、今回はスウェーデンハウスの「宿泊体験」にフォーカス!読んで字のごとく、家に「宿泊」して居心地を「体験」するイベントなのですが・・・「わざわざ宿泊!?ちょっと面倒」「泊まって一体何をするの?」と思われる人もいるかもしれませんね。もちろん実際に宿泊しなくても家づくりは可能です。しかし“泊まってみて初めて分かること”があるのも事実。体感すべきポイントを前もって知っていれば、その体験はさらに有意義なものになり、あなたの家づくりにきっと役立つはずです。一生に一度の家づくりで後悔しないよう、「宿泊体験」イベントのフル活用術を見ていきましょう。
そもそも「宿泊体験」とは?
スウェーデンハウスの「宿泊体験」は、宿泊できるモデルハウス(宿泊体験館)で実施しています(2024年10月末現在、全国に23箇所)。分譲地などの“まちなか”に建てられた一戸建のモデルハウスで、現実的な使いやすい間取り・デザインが特徴(別名「まちなかモデルハウス」※1ともいいます)。そこに一晩、家族だけで泊まれるイベントが「宿泊体験」なのです。
※1「まちなかモデルハウス」は、実際にそこで暮らす目的のために建てられた土地付きのモデルハウスです。
なぜ「宿泊体験」が必要なの?
モデルハウス見学だけではイメージできなかったり、理解できなかったりすることが、家族と一泊することで身をもってじっくりと体感できる。それが「宿泊体験」の醍醐味です。住宅展示場内のモデルハウスは“展示用”に建てられたもので、どの会社も商品のアピールを目的にしています。そのため延床面積が大きかったり、住宅設備が最高級グレードだったりすることも多く、実際の住み心地はイメージしにくいのが現状です。また、早朝や夜遅くに見学することはできないため、時間帯による室温の変化や、スムーズな寝つきや目覚めたときの心地よさなども、言葉の説明だけでは伝わりません。まさに「百聞は一泊に如かず」なのです。
しかし、ハウスメーカー各社のホームページを見てみると、全ての会社が「宿泊体験」イベントを積極的に実施しているわけではありません。そんな中でスウェーデンハウスが皆さんに「宿泊体験」をオススメするのは、“安心して家づくりをしてもらいたい”という強い想いがあるから。多くの人にとって一生に一度の大事な家づくり・・・さまざまな選択肢の中から自分たちの希望に合う家を探し出すのは容易ではありませんし、不安があるのも当然のこと。住み始めてから「こんなはずじゃなかった」という後悔は誰もしたくないはずです。例えば洋服なら試着、車なら試乗によって、その商品が自分にフィットするかを事前に確認します。商品のトライアル体験は、購入を見極める重要な判断材料になるからです。家も同じ━━事前に居心地がいいかを体感してもらうことは、きっと後悔のない安心な家づくりにつながる━━スウェーデンハウスが「宿泊体験」イベントを実施する理由はそこにあります。
どんな人が参加しているの?
基本的に「宿泊体験」は“モデルハウスを見学したけれど、まだスウェーデンハウスに決めたわけではない”方に向けたイベントです。参加しているのは「スウェーデンハウスがちょっと気になる」「何をポイントに家選びをすればいいのか分からない」「カタログやモデルハウスで説明されているメリットが本当なのか確かめたい」という方たち。洋服や車と同じように、家も“決める前に一度、試してみよう”という考え方です。
費用はかかるの?
スウェーデンハウスの場合は無料です。家族だけで一晩のんびり過ごせるので、人目を気にせずリビングでくつろいだり、寝転んだり、お子さんと遊んだり、お風呂に入ったり・・・ぜひ気軽に参加して家づくりに役立ててください。
体験当日の流れは?
体験当日の簡単な流れをご紹介します。「宿泊体験館」にチェックインしたら、担当のスタッフから利用案内などの説明を受けて鍵を受け取ります。翌朝までは家族で自由にお過ごしください。キッチン※や浴室、トイレ、洗面所も実際に使えます。一晩という限られた時間ですが、次でご紹介するポイントについては、今の住まいとの違いを意識しながら体感してみてください。翌朝チェックアウトの時間になったらスタッフに鍵を返却し、アンケートを記入して終了です。
※コンロはご使用いただけません。
PICK UP!40年以上前から「宿泊体験」!
実験棟(1984年~)北海道石狩郡当別町
スウェーデンハウスの設立は、今から40年以上前、北海道に初めて建てたスウェーデン製の実験棟を使い、6,000人もの希望者に「宿泊体験」を行なったことに始まります。また住宅販売開始直後の1984年4月15日には新聞広告で大型連休中(4月29日〜5月6日)の「宿泊体験」を募集し、短い期間であったにも関わらず、予想をはるかに上回る214家族から応募があったといいます。スウェーデンハウスは連休中に宿泊体験できなかった家族に、その後も引き続き週末などを利用して対応。日本の住まいの発想とは異なるスウェーデンの住思想・住性能は、40年以上前から多くの人の関心を集めていました。とにかく一度泊まってみて欲しい。住宅性能の高さを体感して欲しい。そうすれば必ず快適な時間を過ごしてもらえる…「宿泊体験」はスウェーデンハウスの原点であり、高性能住宅を提供し続けることへの揺るぎない自信の表れでもあるのです。
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さあ次からは「宿泊体験」のコツ・オススメの体感ポイントを、実際に体験した方の声とともに見ていきます。忙しい日々の中でせっかく時間を割くなら、事前に要点を押さえて家づくりにしっかり役立てましょう!
心地よさ・快適さ・・・具体的な確認方法
オススメ体感法① 家中を歩き回ってみよう!
「体験宿泊館」では、まず家の中をすみずみまで歩き回ってみてください。玄関、リビング、ダイニング、キッチン、トイレ、洗面、浴室、階段、寝室、子ども部屋・・・それぞれの部屋を自由に移動してみて温度や湿度、木の香りなどを体感しましょう。どの空間でも暑さ・寒さを感じさせないのが快適空間の大前提です。
オススメ体感法② 室温を測ってみよう!
室温を測るときには、次の A、B、C それぞれの温度差がどのくらいかチェックしてみましょう。
「A. 部屋ごとの温度差」
「B. 同じ部屋の、床に近い位置と頭のあたりの温度差」
「C. 同じ部屋の、中央付近と窓辺の温度差」
一般的に「リビングは暖かくてもトイレや洗面所は寒い」「暖かい空気が天井付近にたまってしまい足元は寒い」「窓辺に近づくと冷気を感じる」という声も、戸建てでは多いもの。スウェーデンハウスはどうなのか!?体感と同時にぜひ数値でも確認してみてください。
オススメ体感法③ 素足になってみよう!
私たちの身体の中で、家に一番長く触れているのは足の裏。特に冬場の足元の暖かさは、心地よさの要です。素足になってみて、床からの冷えを感じないかチェックしてみましょう。梅雨時であれば、湿気によるフローリングのべたつきがないかの確認も。室内は一年中いつでも、素足で気持ちよく過ごせるのが一番です。また直に床に座ってみたり、寝転んでみたりするのもオススメ。ハイハイする赤ちゃんや床で遊ぶ小さな子どもたち、ペットの目線で居心地を体感するのにも有効な方法です。
オススメ体感法④ 冷暖房を止めてみよう!
宿泊体験時期が夏や冬なら、途中で冷暖房を止めて、どのくらい快適な室温が維持できるのかを確かめてみてください。寝る前に運転を止めて、そのまま快適に朝までぐっすり眠れるかどうかを試してみるのもいいでしょう。夜と朝それぞれの室温も、ぜひ測ってみてください。涼しさや暖かさを長時間維持できる住宅なら、温度変化が少なく健康的なうえに、冷暖房による消費エネルギーも減らせます。
スウェーデンハウスの宿泊体験者の声:冬編
スウェーデンハウスの宿泊体験者の声:夏編
オススメ体感法⑤ 窓を開閉してみよう!
スウェーデンハウスの窓は木製サッシ3層ガラスのトップターン窓。外側に約180度回転しながら開きます。大きく開けられる点はメリットの1つですが、実は閉まるときにも見逃せないポイントが。窓は熱や音の出入り口となるため、隙間を少なくすることが大切です。窓枠にぐるっと取りつけられたパッキンを押し付けるようにしっかり密着して閉じる感覚を、ぜひ実際に体感してください。そして音の聞こえ方にも注目してください。窓の開閉で外の音がどのくらい聞こえなくなるか、また室内のテレビの音などが外にどのくらい漏れずにシャットアウトされるのか、実験してみましょう。
スウェーデンハウスの宿泊体験者の声:窓&音編
オススメ体感法⑥ 暮らしをイメージしてみよう!
外観デザインや間取り、インテリアなど、実際の暮らしをイメージしながら、ご自身の家づくりに活かせるアイデアがないかチェックしながら過ごしましょう。例えばオープンにつながるLDK、リビング階段や階段上のスペースの居心地はどうか?生活動線(日常生活で移動するコース)、家事動線(家事をするときに移動するコース)、帰宅動線(外から帰宅したときに移動するコース)はスムーズか?など。廊下の幅や階段の上り下りのしやすさもお見逃しなく。お子さんと並んで歩いてみると、分かりやすいかもしれません。
スウェーデンハウスの宿泊体験者の声:暮らし編
PICK UP!スウェーデンハウスなら体感した居心地がそのままマイホームに!
スウェーデンハウスの住宅性能はワンスペック。全国にあるモデルハウスや体験宿泊館、そして各オーナーさんのお住まい全てが、等しく同じ快適さを備えています。間取りは1軒ずつ異なっても、建物の性能や構造の品質はどれも最高水準。つまりスウェーデンハウスに宿泊して体感した居心地が、実際にあなたが建てる家でも叶えられるということです。実はこれ、とても重要なポイントなのです。というのも「冬はもっと暖かく過ごせると思っていたけれど意外と寒い」「想像していたより外の音が気になる」など、「思っていた暮らしと違う」という声は、一般的な家づくりにおいて、よく聞かれるものだからです。新居に暮らし始めてから後悔しないためにも、「宿泊体験」の活用を強くオススメします。
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まとめ
「宿泊体験」について、いかがでしたか?例えば外食の際、お店のレビュー点数や口コミを参考にする人は多いと思います。しかし実際に行って食べてみるまでは、本当に自分の好みかどうかは分かりません。裏を返せば、お気に入りのお店に出会うためには実際に自分で体験するしかないとも言えます。もちろん食事と住まいは別物ですが、もしも「住み始めてから思っていた家ではなかった」と後悔することになれば、それは食事の店選びを間違うよりも、ずっと残念なことです。「宿泊体験」は、“あなたにとって快適な家かどうか”の見極めに有効なイベントであり、家づくりを成功に導くための重要なカギとなります。スウェーデンハウスに少しでも関心があれば、ぜひ参加を検討してみてください。
https://www.swedenhouse.co.jp/event/event03/