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「じぶんで彩る毎日 ❶」 ジャム

この記事の目次

北欧の人々は、暮らしの中に小さな手づくりを取り入れるのがとても上手。料理や手芸、DIY など、ほんの少し手を動かすだけで、生活も気持ちも豊かになります。ご一緒に、毎日を素敵に彩ってみましょう。

掲載号:The SWEDEN HOUSE No.159

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待ちに待った、うららかな春。長い冬がようやく終わって、待ち焦がれた春がやってきました。この芽吹きの季節に、果物をたっぷりと使って、ジャムをつくってはいかがでしょう。鮮やかな色は目にも楽しく、甘酸っぱい香りがキッチンいっぱいに広がります。使い道をあれこれ考え、家族の美味しい顔を想いながらつくります。

ジャムは北欧の長い冬でも果実のフレッシュな風味を楽しめる保存食品。果物と砂糖、レモン汁さえあれば簡単に作れ、使用する砂糖の量の加減で糖度を高くすると保存効果も高まります。甘さをお好みで調節できるのも、手づくりの良さですね。スウェーデンでは、ラズベリーとブルーベリーを半分ずつミックスしたジャムを「Drottningsylt (ドロッテニングシルト)」といいます。Drottningは女王、sylt はジャムで「女王のジャム」という意味。どちらの果物も甘酸っぱくて、パンケーキに合わせると最高です。ちなみに、ラズベリーはhallon(ハーロン)といいます。出来上がったジャムは、ヨーグルトといただいたり、トーストに塗ったり、ワッフルやスコーンに添えると華やかなデザートに。ほかにも、紅茶にひとさじ加えてロシアンティーにしたりと、楽しみ方も広がります。さわやかな春に、旬のベリーの美味しさを、どうぞお楽しみください。

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果物に砂糖とレモン汁をかけてしばらく置きます。一般的に砂糖の量は果物の重さの6~8割が目安。しっかり酸味のある果物が、甘酸っぱくメリハリのある味になります。春ならいちごや、ブルーベリーやラズベリー。もちろん、冷凍のベリーでも美味しくできます。

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果汁が出たら強火にかけて、短時間で火を通します。鍋は酸に強いホウロウが最適。灰汁が出るので丁寧に取りましょう。途中、果物から色が抜けたところでシロップを取り分けて、ミルクやソーダと割ったり、アイスクリームにかけても。

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ジャムは熱いうちに清潔な瓶に詰めます。もちろんタッパーやチャック付き袋で冷凍保存もできます。中身がわかるよう、mjuk オリジナルのラベルを貼って。こちらはmjukサイト内のMy mjukページからダウンロードいただけます。

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mainichi_yanagisawa柳沢小実

1975年 東京都生まれ。日本大学芸術学部 写真学科卒業。
エッセイスト、整理収納アドバイザー、暮らしにまつわる著書多数。

 

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