どうする「家の顔」!?外観デザインを考える。

この記事の目次

皆さん、通勤やお出かけの途中で思わず振り返ってしまうような素敵な家に出会ったことはありませんか?周りと調和しながらも、いい空気感をまとった佇まいだったり、きっと家に帰るのが楽しみだろうなと思える雰囲気だったり──。住まいの外観デザインは「家の顔」とも言える部分なので、これから家づくりをされる皆さんの中にも、こだわりたいと思われている方々が多いのではないでしょうか。
今回は外観をトピックに、大切にしたいポイントと、スウェーデンハウスだからこそ叶うデザインの魅力について見ていきます。

「良いデザイン」とは?

「良いデザイン」とは?はじめに少し考えてみます。デザインというと形や色など外見の美しさに注目しがちなのですが・・・「良いデザイン」の視点はそれだけではありません。例えば椅子を例に考えてみましょう。ここに美しいビジュアルの椅子があります。しかし座ってみると何だか座りにくくて疲れてしまう、さらに少し経ったら壊れてしまった・・・となったら、どうでしょう?座りやすさや使いやすさ、耐久性といった機能が備わっていない椅子を「良いデザイン」とは言えませんよね。「良いデザイン」は美しさだけでなく機能が備わったもの、つまり「機能するデザイン」でなければならないのです。

design_chair

「機能するデザイン」の本場!スウェーデン

スウェーデンは国をあげて幅広い分野で「機能するデザイン」を展開する国ですが、生活の基盤である家についても長い時間をかけて、どうあるべきかが考えられてきました。その結果スウェーデンの家は、住み心地に直結する基本性能が追求され、厳しい寒さなどの外部環境から守られて快適であることや、豊かな時間を過ごせること、また安心して長く暮らし続けられることといった優れた機能を備えたものになりました。「機能するデザイン」の大切さは、家についても同じなのです。100年、200年と考え抜かれた住宅デザインは、言わば機能の面での完成形。人々の快適な暮らしを長く支え続ける住まいの外観は、すでにスタイルの1つとして確立されています。流行をいたずらに追わなくとも、結果的に必要十分な美しさを兼ね備えた存在感は、誰からも長く愛されるデザインとして受け入れられています。スウェーデンでは今も築100年、築200年といった現役の家が美しい街なみを作り、人々が変わらず快適に過ごしていることが、その証と言えます。

PICK UP! 「機能するデザイン」=社会全体の資産

スウェーデンでは、自国における「機能するデザイン」は、社会全体の資産であるとの認識があります。例えば建築物で言うと、リノベーションにより、老朽化などで閉鎖した商業施設を高齢者用住宅として再生させたり、使用しなくなった刑務所や駅舎などを民間施設として再利用したりしています。住宅の場合も同様で、家は社会資産として住み継いでいくことが当たり前となっています。そしてその考え方の延長線として、家は街の景観をつくる大切な要素とも考えられており、窓辺を飾る文化がスウェーデンにあるのも、自分や家族のためだけでなく道行く人にも楽しんでもらえるようにという考え方がベースにあります。スウェーデンの街なみを見て、美しいと感じる理由は、そこにあるのです。1軒1軒には違った魅力があるにも関わらず、統一感のある街なみ・・・流行り廃りなく、美しく整然とした雰囲気・・・それは、スウェーデンの人々の中に長い時間をかけて自然と根をおろした“家は長く住み継いでいく社会資産”だという考え方の上に成り立つものなのです。

スウェーデンハウスの外観デザインの特徴は?

それでは、ここからスウェーデンの住思想を受け継ぐスウェーデンハウスの外観デザインの特徴を見ていきましょう!どのデザインも、快適性能を兼ね備えた「機能するデザイン」となっています。

① 個性的で色褪せないデザイン

GaikanPhoto_02_0209

GaikanPhoto_03_0209

所沢モデルハウス

これは埼玉県にあるスウェーデンハウスの所沢モデルハウスの写真です。窓の位置や高さをシンメトリー(左右対称)に配置し、調和のとれた美しさを感じます。この建物は2000年10月に完成し、現在、築23年(2024年2月現在)を超えますが、古さを感じさせないタイムレスなデザインとなっています。
一般的に日本の住宅展示場に経つモデルハウスの寿命は5~7年と言われていますが、スウェーデンハウスには所沢モデルハウスを始め、築年数の経ったモデルハウスが少なくありません。もちろん、外壁材や窓枠の塗装といったメンテナンスは行なっていますが、家そのものの基本となるデザインは建築当時のまま。新築時だけでなく、時を経ても時代や流行に左右されない、長く愛せる・愛されるデザインは、一生を過ごす家にとってデザイン面からも重要なポイントの1つと言えます。

 

GaikanPhoto_04_0214
GaikanPhoto_05_0209

 

 

GaikanPhoto_06_0209
GaikanPhoto_07_0209

② 唯一無二の窓

スウェーデンハウスの外観デザインを強く印象付けているのは、唯一無二の窓。モデルハウスだけでなく、実際のお宅でも1984年の創業時から「木製サッシ3層ガラス窓」を標準で装備しています。日本全国どこであろうと、家の形や大きさに違いがあろうと、窓は全て同じ規格なのです。北欧生まれで、優れた気密性・断熱性といった機能を備えた美しいデザインの窓は、日本でも広く受け入れられています。
実際にスウェーデンハウスオーナーさんの中には「この窓が決め手でした」と話される方々がとても多くいらっしゃいます。

窓がカナメの外観デザイン

スウェーデンハウスの外観を印象付ける「木製サッシ3層ガラス窓」。この窓がデザイン上、どんな効果を生むのか見ていきましょう。

① 彫りの深さが生む美しい陰影

スウェーデンハウスの外観をご覧になって、窓に奥行きがあることに気づかれましたか?これは窓が、外壁材より少し内側に位置しているためです。デザインの観点から見た時に、この点は大きなポイント。奥行きが立体感と陰影を生み、家全体の表情を豊かにしてくれます。
一般的に日本の家の窓は、壁が出来上がった後に外壁面とフラットな状態で取り付けられるので奥行きがなく平面的な見え方になります。一方のスウェーデンハウスは住宅メーカーで唯一、こだわりを持って窓も現地工場で生産しているため、窓があらかじめ壁の中に組み込まれて建築現場に運ばれてくるという違いがあります。スウェーデンハウスが窓を現地工場で生産している理由は機能面、性能面へのこだわりからなのですが、結果としてデザイン面でも他にないユニークさを発揮することになったのです。

GaikanPhoto_08_0209
GaikanPhoto_09_0209
GaikanPhoto_10_0209

 

② 木のあたたかさと重厚感

窓サッシが木製だという点も外観全体の雰囲気に大きく影響しています。まずは、何といっても木のあたたかみ。体に触れた時もそうですが、木は視覚的にもあたたかな印象を与えてくれます。そして重厚感…木は自然素材ならではの深みや、落ち着いた雰囲気を持っているのです。
スウェーデンと同じく日本の歴史や文化も木と深く関わっているため、私たちにとって木は馴染みのある身近な存在。それゆえに、スウェーデン生まれであっても自然と親近感や安心感を得られるのかもしれません。

 

GaikanPhoto_11_0209
GaikanPhoto_12_0209
GaikanPhoto_13_0209

 

PICK UP! メンテナンスできる=大きな強み

窓枠が木製であることの大きなメリットに、メンテナンスできることが挙げられます。どんな素材であっても、何十年もメンテナンスなしに機能や美しさを維持し続けることはできません。メンテナンスができない素材の場合、劣化していく様子を眺めていくだけ…最終的には窓全体を新しいものに交換という大掛かりな選択になります。一方、木製サッシは自分でメンテナンスすることができ、正しくメンテナンスを続けることで劣化を防ぐことができます。しかもメンテナンスをすると、木部に色やツヤが出て、明らかに表情が良くなります。私たちも、もし肌が乾燥してカサカサしたらクリームなどで保湿をしますよね?それと同じようなことなのです。

 

③ 多彩な表情

気密性や断熱性などの機能に優れた「木製サッシ3層ガラス窓」なら、寒さや暑さの影響を心配することなくバランスよく美しい位置に窓の配置が可能です。また窓は外側に180度回転するように開き、冬でも結露の心配がないため、季節ごとに窓まわりの飾りつけやコーディネートをするなどして、多彩な表情を楽しむことが出来ます。スウェーデンハウスの場合は夕暮れに室内からこぼれる、あたたかな窓灯りだけでも、不思議と外観をドラマチックに演出してくれます。

GaikanPhoto_14_0209
GaikanPhoto_15_0209
GaikanPhoto_16_0209
GaikanPhoto_17_0209
GaikanPhoto_18_0209

 

GaikanPhoto_19_0209
GaikanPhoto_20_0209
GaikanPhoto_21_0209
GaikanPhoto_22_0209
GaikanPhoto_23_0209

 

写真で魅せる!外観ギャラリー

A l m(大屋根)

GaikanPhoto_24_0209

スウェーデンハウスならではのデザインで、創業当時からファンが多い

GaikanPhoto_25_0209

北欧の伝統を感じさせるダイナミックな大屋根スタイル

GaikanPhoto_26_0209

この外観は街なみに、ひときわ新鮮な印象を与える

 

G R A N(切妻屋根)

GaikanPhoto_27_0209

シンプルなフォルムで、どんな街なみにも似合う

GaikanPhoto_28_0209

妻飾りでアクセントを出すと、より一層、魅力的に

GaikanPhoto_29差し替え
切妻屋根のスタイルは、三角形の立体感が建物を大きく見せる効果も

 

L i n d(寄棟屋根)

GaikanPhoto_30_0209

四方に軒をつくり出せるため、どの方向からもバランスのよい外観が叶う

GaikanPhoto_31_0209

軒の出を深くすると、和風の印象にも

GaikanPhoto_32_0209
寄棟屋根の水平なラインが美しく、落ち着いた印象の佇まい

 

まとめ

今回は外観デザインについて紹介しました。家は一生という長い時間を暮らす場所ですから、見た目だけではなく、機能が備わっていることー つまり、その家で快適に、安心して、長く暮らせるのかどうかが、まず重要です。そして、その上で時代や流行に左右されることなく長く愛せる・愛されるデザインであることも忘れてはならないポイント。
スウェーデンハウスのホームページや展示場では沢山の外観デザインを見ることができます。またモデルハウスだけでなく、実際のオーナーさんが暮らす、こだわりの外観の数々もぜひ参考に…きっと、家づくりのヒントが見つかります。

 

  • 資料請求はこちら
  • 来場予約はこちら