福祉や幸せな国ランキング上位で知られるスウェーデン。そんな国の子育てってどんな感じ?スウェーデンで子育てした日本人ママのショートコラムをご紹介!
そろそろ梅雨の季節ですね。
スウェーデンでは日本の梅雨のようなシーズンはありません。ただ、春のお天気は5月に雪が降っても驚かないほど不安定。四季がはっきりしている日本に比べ、スウェーデンだけでなくヨーロッパの気候は予想できないくらい毎年違います。雨の多い春もありますが、それでも一日中どしゃぶりの雨が続くという事は滅多にありません。そのせいか、傘をもって出かける人が少なく、雨が降っても、傘をささず洋服のフードでしのいでいる姿をよく見かけます。
そういう風に需要が少ないからなのか、スウェーデンで売っている傘のバリエーションは日本に比べると極端に少ないのです。ですから出先で雨にあった時には傘を探すのにも苦労します。私が日本から持っていった傘は7年の間、いったい何回使用したんだろう…。それくらい傘の出番の少ない国です。
傘を持たないスウェーデン人。それでは子どもたちはどのようにして雨をしのぐのでしょう。
やはり子どもたちも傘を使用する事が少なく、特に小さい子どもは大抵、雨用にコーティングしてあるフード付きの上着とオーバーオールのようなズボンを使用します。そしてこの雨具は保育園でも必要なリストの上位に上がっています。かなりしっかりとコーティングがされているため、ゴワゴワと動きにくく、冬の雪用オーバーオールと同様、子どもたちはこれを着るのをいやがります。ですが、この雨用の上下服は結構可愛くて、なかなかの優れもの。これを着て長靴をはけば、雨の日も楽しく遊べるのですから!水溜りに入って遊んでもへっちゃら、どろんこいじりだって平気です。
日本では雨の日に外で遊ぶ子どもを見かけませんが、スウェーデンでは雨が降ろうと雪が降ろうと、とにかく子どもを外で遊ばせます。スウェーデン流ワイルドな子育てには、このような雨具が必要不可欠なんですね。
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