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冬は手しごとして過ごしましょう!

作成者: スウェーデンハウス|2024.11.25

福祉や幸せな国ランキング上位で知られるスウェーデン。そんな国の子育てってどんな感じ?スウェーデンで子育てした日本人ママのショートコラムをご紹介!

編み物いろいろ

この時期になるとスウェーデンでは驚くほど日が沈むのが早く、午後3時半にはすっかり暗くなってしまいます。室内で過ごす時間が長くなる冬には、スウェーデンの人々は昔から織物や編み物などをして過ごしてきました。そのお陰でスウェーデンの手工芸品が発達したとも言われます。質の良いウールが採れることや、大きな機械が必要なく手軽にできることから、特に編み物は今でも男女を問わず人気の高い手工芸です。

virkning(ヴィルクニング)というかぎ針編み、stickning(ステックニング)という棒針編みの他に、バイキング時代を起源とする木製の大きめの針に糸を通して編むnålbindning(ノールビンドニング)という手法も残っています。

寒い季節が長いスウェーデンでは、手編みのカーディガンや帽子、靴下等はベビーのお誕生祝いのプレゼントとしても喜ばれます。

Nordiska Museet(北方民族博物館)に展示されているオブジェ風編み物。カラフルな毛糸は冬の元気の素!

Mormorsrutor(おばあちゃんの四角形)

1970年代に日本でも流行した四角いモチーフをつなぎ合わせた編み物は、スウェーデンではMormorsrutor(モールモーッシュ・ルートル)「おばあちゃんの四角形」と呼ばれ、ずっと変わらない人気があります。最近では、若い人の間で人気のモチーフとなっていて、個性的な配色で編まれたお洒落なベビー用ブランケットもよく見かけます。ひとつのモチーフだけで作った鍋つかみは定番で、セカンドハンドショップ(※)の人気アイテム。モールモーッシュ・ルートルは、モチーフを繋ぎ合わせるだけで大きさを自由に決められるので、大きなベッドカバーにもなります。

カラフルな毛糸の組み合わせは、暗い冬を乗り越える元気の素になりそうですね!

※ セカンドハンドショップ:日本のリサイクルショップのようなお店。

モチーフを繋ぎ合わせると大きなベッドカバーに。

 

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