Fika[フィーカ]とは、スウェーデン語で【お茶をする、お茶の時間】という意味で、スウェーデン独自のコーヒーブレイク。コーヒーを意味するKaffeがひっくり返ってFikaになったといわれています。コーヒーと一緒に軽いパンやお菓子がセットになることが多く、スウェーデンの人々が大事にしている、心を通わせ合う時間。もちろん一人でのフィーカもOK。
掲載号:The SWEDEN HOUSE No.182
スウェーデンに行くと、“Ska vi fika (スカ ヴィ フィーカ)?"お茶にしませんか?という言葉を色々な楊面で聞く。そしてコーヒーと甘いお菓子のある、楽しい時間を過こすのだ。
家でも、仕事場でも、平日でも週末でも、どんなに忙しくても、フィーカを欠かさない。たとえ仕事上の立場が違ったとしても誰もがフラットに「仲間」としての会話を弾ませる。そこで生まれた人間関係や活力、アイデアが、今のスウェーデンを作ったと言っても過言ではない。 それほど、フィーカは暮らしの根っこにある。
国民全員が何より大事にしている習慣が、誰かとお茶をすることだなんて!
でも、日本にだって同じような時間がある。縁側で、お茶の間で、日本茶を飲みながらおせんべいを食べるじゃないか…?そんなことを考えていたら、旅行帰りのご近所さんが、お菓子を持ってやって来た。
“Ska vi fika?" 私もフィーカを、楽しむことにしよう。