スウェーデンハウスワールド 記事一覧 | スウェーデンハウスの“世界観”をまるごと紹介する情報サイト

私の小宇宙(2020年①)椅子・椅子・椅子

作成者: スウェーデンハウス|2025.01.30

掲載号:The SWEDEN HOUSE No.184

 

椅子・椅子・椅子

家具の中では、特に椅子に魅かれる。
食事をする椅子、勉強をする椅子、接客をする椅子、楽にくつろぐ椅子…。
魅力的な椅子は世界中にあるが、その中でも北欧製品は人気が高い。
フィン・ユールやウェグナー作品を愛用している人もいらっしゃることと思う。
ムダが極限まで削ぎ落とされシンプルでありながら美しい。
そっと触れると、なんとも言えない木の温もりを感じる。
ここに描いた椅子は高名デザイナーのものではない。
北欧を旅する私をゆったりと休ませてくれたり、食事に付きあってくれたり、思わず見惚れてしまったりの、思い出深い椅子たちだ。
チェストは飾り棚部分に手前に引き出す板があり書き物机に変身する。
隣の椅子は、その時のためにとじっと出番を待っているかのよう。

 

Prof ile
深井せつ子
画家。北欧各国の清涼な風景に魅かれ、北欧行を重ねながら、個展・出版等で作品の発表を続けている。絵本に『イェータ運河を行く』、『風車がまわった!』、『一枚の布をぐるぐるぐる』など。北欧絵本『森はみんなの保育園』は昨年10月に出版された(全て福音館書店)。

Instagram(@setsukofukai)

 

私の小宇宙 2020年②>