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ここが知りたいQ&A Vol.5:断熱性や遮音性が気になります

作成者: スウェーデンハウス|2023.02.16

断熱性や遮音性が気になります

皆様から実際に頂いた質問に対して、お答えいたします。今回は、断熱性や遮音性について。分かりやすく説明しましょう。

Q1.スウェーデンハウスの断熱方法は?

A. 充填断熱工法により、安定した高い断熱性能を実現しています。

スウェーデンハウスは、木質パネルの内部に断熱材のグラスウールを充填する「充填断熱工法」を採用しています。耐火・耐久性が高く、湿気にも強いグラスウールを壁に120mm、床に200mmの厚さでぎっしりと詰めることにより、1983年の創業当初から、標準仕様で改正省エネルギー基準(平成25年基準)を上回る断熱性能を実現しています。

断熱・気密性能の高さは施工精度によって大きく左右されるため、厳しいクオリティコントロールと厳格な管理のもと、スウェーデンにある現地工場トーモクヒュースで木質パネルを生産しています。

グラスウールは、乾燥状態では空気を含んで膨らむ性質があります。水分を含むと性能が低下するうえにカビなどが発生する原因にもなるため、壁体内の結露を防ぐ目的で、グラスウールの室内側に防湿フィルムを施工して室内側の水蒸気がグラスウールの中に入り込むのを防いでいます。さらに、万が一グラスウールの中に水蒸気が浸入した場合には、外壁パネルの屋外側に設けた通気層から湿気を排出します。

 

Q2.断熱材がずれることはありませんか?

A. ずれることのないよう、パネル内部を細分化して詰め込み、乾燥状態をキープしています。

写真は外壁パネルにグラスウールを充填しているところです。スウェーデンハウスでは、自立できるほど分厚いグラスウールをパネルの内部にぎっしりと詰め込みます。外壁パネルの基本単位は幅1200mm×高さ2400mmですが、この内部をさらに6つのスペースに区切り、それぞれにグラスウールをつめて構造用合板でしっかりとふさぐため、隙間が発生することはありません。また、グラスウールには、乾燥状態にあると空気を含んで膨らむ性質があるので、湿気がこもらず、常に乾燥させた状態に保つ対策をとることが重要です(乾燥状態を保つ対策についてはQ1を参照)。

なお、築17年になるスウェーデンハウスの解体調査を実施したところ、外壁パネルの内部や床下の断熱材はしっかりと乾燥し、カビの発生もなく、性能は新築当時のままであることが確認されています。

▼グラスウールのメリット

1 空気を吸って自ら膨らむ力があるので、木材の乾燥収縮に対して追従性を発揮します。
2 細かいチップ状にすることで、空間の隅々まで充填することができます(天井裏はこの方法により、隙間なく充填しています)。
3 ほかの断熱材と比べ、比較的安価に施工できます。
4 原料の85%がリサイクルのガラスです。一次製造エネルギーが小さく、環境にも優しい素材です。

 

Q3.グラスウールは、人体に悪い影響はありませんか?

A. WHO(国際保健機関)により、安全性が証明されています。

2001年10月に行われたWHOの国際ガン研究機関(IARC)の会議において、数多くの調査・研究から、グラスウールは人に対する発ガン性を示す可能性が認められないことが証明され、安全性がより高いものであると評価されました。スウェーデンハウスでは、もちろん人体への悪影響がないことを確認した上で使用しています。

硝子繊維協会ホームページ:http://www.glass-fiber.net/

 

Q4.結露の心配はありませんか?

A. 温度差を無くし空気を循環させることで結露の発生を防ぎます。

結露は、主に窓など、建物の中でも断熱性能の低い部分に発生します。また押し入れの中などのように風通しが悪く、空気がよどんでいる場所にも発生します。

結露の発生を防ぐには、建物の断熱・気密性能を高め、室内の湿気を適切に排出することが必要です。スウェーデンハウスでは、壁・床・天井(屋根)の断熱性能を高めるほか、「木製サッシ3層ガラス窓」を採用。さらに「24時間熱交換型換気システム」を標準仕様とすることで、常に家中の空気を循環させ、結露の極めて少ない室内空間を確保しています。

 

Q5.楽器の演奏がしたいのですが、近所の方に迷惑がかかりそうで心配です。

A. 標準仕様のままで十分お楽しみいただけます。

スウェーデンハウスでは、特別な仕様を施さなくても標準仕様のままで楽器の演奏をお楽しみいただけます。一般的な住宅の場合、遮音の一番の弱点は窓などの開口部です。スウェーデンハウスの優れた断熱・気密性能は、そのまま遮音性能の高さにもつながっています。スウェーデンハウスのトップターン方式の窓の遮音性能は、32dB。これは、70dB(騒々しい街頭)を、40dB(深夜の市内)に下げる性能を意味します。

ただ、音の感じ方には個人差があることや、周辺環境により小さな音が大きく響いてしまうこともありますので、深夜にはボリュームを下げるなどやさしい心がけも必要です。

▼周辺環境からの騒音に悩まされていたオーナー様の声

以前のお住まいは線路の高架下のすぐ側にあり、日常的に騒音に悩まされておられ、当初は家の窓を全て木製サッシ3層ガラス窓に付け替えたいというご希望をお持ちでした。ご検討頂くなかで、窓だけの遮音性能がよくても建物と窓との間に隙間があるのでは全く意味がないことや、住まいそのものの気密性を高めることが遮音性を高めることにもつながるというスウェーデンハウスの考えをご理解くださり、お住まい頂いた後には、「本当に静かになって驚いています。ぐっすり眠れるようになりました」という、うれしいお言葉を頂きました。

▼ピアノ教室を開かれているオーナー様の声

「防音対策をする必要もなく、ほとんど標準仕様でピアノ教室ができました。ただ、家の中に響かないように教室の室内ドアだけ防音のものに換えてもらいました。実際、外で耳を澄ませてみても、なんとなく弾いてるんだな、という程度にしか聞こえません。」

 

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