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耐震・制震・免震の違いとは?地震に強い家づくりの基本知識

作成者: スウェーデンハウス|2026.07.09

日本は地震が多い国だからこそ、家づくりでは「地震への強さ」を重視する方も多いのではないでしょうか。住宅の地震対策には、「耐震」「制震」「免震」といった考え方があります。しかし、それぞれ名前は聞いたことがあっても、「何が違うのか分かりにくい」と感じる方が少なくありません。

そこで本記事では、「耐震」「制震」「免震」の違いや特徴を分かりやすく解説します。家づくりを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

耐震・制震・免震の違い

「耐震」「制震」「免震」は、簡潔に述べると以下のような仕組みです。

 ● 耐震
建物そのものを強くし、地震の力に耐える構造です。現在の住宅では基本となる考え方で、多くの戸建住宅で採用されています。
 ● 制震
ダンパーなどの装置で揺れのエネルギーを吸収し、建物への負担軽減を図る構造です。揺れ幅を抑えやすく、タワーマンションなど高層階の揺れを軽減するのに重宝されます。
 ● 免振
建物と地面の間に装置を設け、地震の揺れを建物に伝わりにくくする構造です。主に、マンションや大型施設などで採用されています。

それぞれ、主な特徴や注意点も以下のように異なります。

耐震に関しては、法令で求められる耐震性能(最低基準)があります。免震構造は地震による揺れを抑えられる反面、高いコストがかかる懸念があるため、高層マンションや病院などの施設に採用されることが多く、一般的な戸建住宅で採用されるケースは稀です。近年では、戸建住宅を建築する際に「耐震+制震構造」とするケースもあります。

地震対策を考える際に大切なポイント

「耐震」「制震」「免震」には、それぞれ異なる特徴があります。家づくりでは名称だけで判断するのではなく、住まい全体の性能を総合的に考えることが大切です。

まず重要なのは、建物そのものの強さをしっかり確保することです。どれほど制震・免震技術を採り入れていても、建物自体の構造強度が十分でなければ、本来の性能を発揮しにくくなります。

また、地震対策は「大地震で倒壊しないこと」だけが目的ではありません。地震後も安心して住み続けられることや、長期的に性能を維持できることも重要な視点です。そのため、家づくりでは耐震等級や構造設計だけでなく、メンテナンス性や土地との相性まで含めて考えることが大切です。

耐震等級

耐震等級は、建物そのものの強さを示す基準です。等級1から等級3まであり、数字が大きいほど高い耐震性能を備えていることを表します。なかでも耐震等級3は最高等級であり、消防署や警察署など、防災拠点となる建物と同等レベルの耐震性を基準としています。
住宅の地震対策を考える際は、まず耐震等級を確認し、建物自体の強さが十分に確保されているかを見ることが大切です。

スウェーデンハウスは、耐震等級3に対応した高い構造性能を標準仕様としています。独自の「モノボックス構造」により、地震の力を建物全体で受け止める設計を採用しており、実大建物による実験でも高い耐震性能を確認しています。

メンテナンス性や土地との相性も重要

地震対策を考える際は、長期的な維持のしやすさにも目を向けることが大切です。耐震構造は建物そのものの強度で地震に備える考え方のため、比較的シンプルな構造で計画しやすい特徴があります。一方、制震や免震は装置を使用するため、採用する製品によって点検内容やメンテナンス方法が異なる場合があります。

また、同じ建物でも、建てる土地によって揺れ方は変わります。地盤の強さや液状化リスク、敷地条件などによって適した計画は異なるため、その土地に合った構造計画を行うことも重要です。家づくりでは構造の種類だけを見るのではなく、「長く安心して住み続けられるか」という視点で総合的に考えることが大切です。

長く安心して暮らすために

近年では、より揺れへの備えを重視したい方向けに、制震技術を採り入れるケースもあります。また、地震への備えは建物だけで完結するものではありません。家具の固定や避難動線の確保、防災用品の備蓄など、日頃からの備えもあわせて行うことで、より安心につながります。

PICK UP! スウェーデンハウスオリジナル制震壁パネル HEIMDALL(ヘイムダル)

スウェーデンハウスは耐震等級3に対応した高い構造性能を標準仕様とし、建物そのものの強さを重視した住まいづくりを行っています。さらに、繰り返す地震への備えや、揺れによる建物への負担軽減を重視したい方向けに、オプションとして制震壁パネル「HEIMDALL(ヘイムダル)」も用意しています。高い耐震性能をベースに、暮らし方や考え方に合わせて選択できる点も特徴です。

 

まとめ

 「耐震」「制震」「免震」にはそれぞれ異なる特徴があり、どれか一つが絶対的に優れているというものではありません。 重要なのは、建物そのものの強さをしっかり確保したうえで、ご家族の価値観や暮らし方に合った考え方を選ぶことです。

スウェーデンハウスは耐震等級3に対応した高い構造性能をベースに、安心して長く住み続けられる住まいを追求しています。さらに、より揺れへの備えを重視したい方向けに、制震壁パネル「HEIMDALL(ヘイムダル)」も選択可能です。家づくりを考える際は、性能や構造の違いを理解しながら、ライフスタイルや価値観に合った住まいを選びましょう。

 

[筆者プロフィール]

阿孫 沙綾(あそん さあや)

不動産エージェントおよびWebディレクター兼ライターのフリーランス。11年間で不動産売買・賃貸の仲介業、実需や収益不動産の仕入れ・販売業務を経験し、現在は個人エージェントとして活動中。また、幅広いジャンルの不動産業務に携わった経験を活かし、不動産・宅建ジャンルを中心に執筆や編集も行う。