木は語らう Singing with You

気が付けば、無機質な物事に囲まれている現代の暮らしは、速くて、便利で、賑やかです。だからこそ、人は木を懐かしむのかもしれません。人間が生まれる遥か昔から存在し、長い時間、私たちの良き友であった木々の表情に、体温に、歌声に、会いたくて、会いたくて、辿り着きました。

掲載号：The SWEDEN HOUSE No.184

深呼吸の森

空気に色がついていたなら、この家の空気は、何色だろう。

すがすがしく、透明で、やわらかい、身体中で感じるこの癒しを

何に例えたらいいんだろう。

玄関を開けるたび私を包む、囁くような森の香り。

深呼吸をしながら、ありがとうを言う。

交響楽の調べに

天井から降って来る音色はオーケストラの響き。

木目、強さ、色合い、手触りそれぞれの個性を競いながら

多種多様な木々たちと、人が、物が、静かに共鳴し合い、奏でる平和。

全てが鳴り響いて、「家」になる。

いつしか私も、口ずさむ。

「解」をさがして

ずっと昔からの友だちのように

語りかけてくれる家であること。

一人でいても孤独ではなく

家族といれば、笑顔が増える、ただの器ではなく、家庭であること。

共に年齢を重ねていける存在であること。

探し求めていたたくさんの「答え」はすべて木の家が教えてくれた。

心も体も、健やかでいられること。

帰りたい家であること。

森の国、スウェーデン。

木々を守り、守られ、ともに生きる...

そのスピリットを受け継ぎ

一途に、そして徹底的に向き合ってきた

スウェーデンハウスだからこそ、語れる「木の話」があります。

感じていただける息吹があります。

私たちはこれからも、

木とともに住まいの快適をお届けします。